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私のタイプは年上だけど、今は私の好(コノ)みなんてどうでもいい。
越石くんを元気づけて、応援しなければならない。
「…人それぞれだよ。てか、そんなの関係ないでしょ」
「そうかなぁ。年下がいいなんて言う人、聞いたことないですよ」
「そんなの越石くんの狭い世界で考えてるからでしょ? 年齢で恋愛相手を選ぶなら、最初に出会って年齢聞かなきゃなんないじゃん『おいくつですか?』なんて」
「それは…屁理屈ですよ…」
私はそう言われて彼を睨む。
「だったら、越石くんは室井さんを年齢で好きになったの? 室井さんが年下だったりしたら、好きにならなかった?」
「そ、そんなことないですよ!」
彼はムキになって答えた。
「……でしょ?」
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