283人が本棚に入れています
本棚に追加
思わず…
見とれてしまった。
いつもの彼女は淡い色味のもので全体をまとめているが、今日は黒にグレー。髪の毛もいつもは緩いパーマを下ろしているが、タイトにまとめ上げられていた。
彼女を見た瞬間、頭に浮かんだのは今日のプレゼン資料のトップ画面。
俺がデザインした表紙画面のイメージにぴったりだった。
嬉しかった。
そんなわけないとわかりつつも、彼女が俺のためにその服装を選んでくれたかのように錯覚して、のぼせ上った。
俺の隣で成瀬さんも少し驚いていたが、彼はすぐに目を逸らした。
最初のコメントを投稿しよう!