お目付け役

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定時後。 会議室には実行委員が集まり始めた。 今日は久しぶりに越石くんが正面にいる。 その隣は副委員長の前田さんだ。 「越石くん、大変だったね。でもあのチームに選ばれるなんてデキる男って感じだよね」 まだ全員が揃わないので彼女は越石くんと雑談をしていた。 「そんなことないよ。何回か休ませてもらってごめん。結構進めてもらったみたいで、ありがと」 「いいよ。私だって越石くんの役に立ちたいし……」 彼女が上目遣いに彼を見る。
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