246人が本棚に入れています
本棚に追加
けれど、室井さんはいつも通りだ。
「うーん。せっかくだけどごめんなさい。ソフトドリンクにしておきます」
「じゃ、俺、取って来ますから…何にしますか?」
「え、いいんですか?」
「もちろんです」
俺が言うと彼女は微笑む。
「じゃあ…」
彼女はメニュー表をじっくりと見つめた。
「…ピーチティーにしようかな…」
「じゃ、行ってきます」
俺は変に張り切って、一度彼女のいるカウンターから離れた。
最初のコメントを投稿しよう!