冷たくて熱い夏

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けれど、室井さんはいつも通りだ。 「うーん。せっかくだけどごめんなさい。ソフトドリンクにしておきます」 「じゃ、俺、取って来ますから…何にしますか?」 「え、いいんですか?」 「もちろんです」 俺が言うと彼女は微笑む。 「じゃあ…」 彼女はメニュー表をじっくりと見つめた。 「…ピーチティーにしようかな…」 「じゃ、行ってきます」 俺は変に張り切って、一度彼女のいるカウンターから離れた。
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