カタルシスの涙

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カタルシスの涙

泣けるくらいなら 最初から傷ついていないのに 傘も持たずに飛び出して 無垢なサンダル駆け出して 気付けばペディキュア泥だらけ 天色から亜麻色への悲劇 心の空虚を 分かりあえるカタルシス 私と一緒に泣いていた 愛してくれるくらいなら 抱き寄せてくれているだろうに 堪えきれず外に出て 憧れショウインドウ眺めてた いつしか打つ雨止んでいた 望む恋から望まれる恋への潔さ 心の癒しを 埋めてくれるカタルシス 私と一緒に泣いていた そして、すべてを浄化する 「カタルシスの涙」 image=500459505.jpg
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