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文香の身体は綺麗だ。
なめらかな肌は吸い付くような心地よさで、俺のために伸ばしている黒髪も、絹のようにすべらかだ。
「ん……ぁっ」
官能に溢れる吐息は甘く。
「ぁんっ。ソコッ、あっ、はぁ、ダメッ」
ビクビクと反応を見せる感度の良い躯。
「あぁんっ、ゆーくん。達(い)っちゃう、また達くのっ」
身体を仰け反らし、大きすぎる快感を逃がそうとするミカを押さえつける。
撞き上げるスピードをあげ、互いに強く抱き合い求め合い。
「一緒に達(い)こうか、ミカ」
悦楽の彼方へ共に辿り着く。
ふわり。
花がほころぶように微笑むと、すぅっと微睡みの世界に落ちていった。
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