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「僕の全てもミカだけのものだよ……くっ」
僕の全てを君にあげる。
君だけのために、今までもこれからも在りたい。
愛するひとの胎内で欲望を弾けさせ、互いにきつく抱き合って共に昇りつめた。
「あぁ、これでやっとゆーくんがミカだけのものになった」
「え?」
破裂しそうな心臓と荒い呼吸の音で、文香の呟きがよく聞き取れなかった。
「ううん。ゆーくんのこと愛してるって言ったの」
ふわりと微笑んで、汗で貼り付いた僕の前髪を指で撫でる。
「ね、もっとちょうだい?」
妖艶に嗤う彼女は、ゾクゾクとするほどの色気を醸し出している。
「あぁんっ、ソコ広げちゃヤだーーーぁあっ」
弛緩する身体をうつぶせにして腰を掴んで高く上げて、お尻の柔肉を両手で掴む。
悦びの涙を溢しながらひくつくそこを、硬度を保ったままの飢えた欲望で貫いた。
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