第2章

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 だけど、この仕事を続けたい。気も使うし収入も少ないけれど…  子供達は十中八九憎まれ口しか叩かないが、たまにぽろっと可愛いことを言う。ある年配の女性は、本当は自分が習いたいピアノを娘に習わせて自分はずっと働いていた寂しさからやっと解放されたと嬉しそうに語ってくれた。  そんな時にはこの仕事も…自分のしていることも捨てたものではないと思えるようになったから。
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