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「やりますねぇ。ではこれはどうです?」
先程と同じセリフ。
自分の攻撃が完封されているこの状況でさえ、アベルはピンチだなどとは微塵も思っていない。
彼の言葉通り、戦いを楽しみ、遊んでいるのだろう。
射撃を中断し、仁王立ちになったアベルの背後から1人の人影が現れた。
最初からアベルの後ろに隠れていたかのように自然に姿を現したその人物はアベルと同じ容姿、同じ双銃を持っている。
そして現れた2人目のアベルの背後から更にもう1人のアベルが現れ、3人のアベルがカイトの前に並んだ。
心眼で現れたアベル達を探ってみると、3人とも魔力を放っているのが確認された。
「3人とも実体だと・・・!?」
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