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男性は目を見開いた。
「こ、このランクって・・・」
「それじゃよろしくお願いしますね。ルナ、行くよ」
カイトは中年男性のリアクションに答える事なく、その場を立ち去ろうとルナを呼ぶ。
話の続きは場所を変えてからにしよう、とルナに耳打ちする。
ただでさえ注目を浴びているのにこれ以上余計な注目を浴びたくないといった感じだった。
急ぎ足でカイトの背中を追ううちに、先程の光景が脳裏に蘇ってきた。
再びルナの顔が真っ赤になる。
さっきのは事故!そう事故だから!!
真っ赤な顔をブンブンと振り、ルナは歩く速度を速めた。
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