王都の日常

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王都の日常

赤紫色の丸い屋根が特徴で、茶色い煉瓦造りの城には… 周囲を城壁で囲まれており、城下町を見下ろすように小高い丘に築かれている。 無の国、ノーティング王国の国王が住む居城、ノーティング城。 神話に出てくる小さなキューピッドが描かれている荘厳な正門を潜ると、そこはまるで迷路のような色鮮やかな花々が咲き誇るガーデニングが客人を出迎える。 ガーデニングの迷路を抜けると、今度は金色に輝くキューピッドが描かれた荘厳な門から中に入ると… 左右に広がる燭台に火が一斉に灯され、真上には豪華なシャンデリアが吊り上げられた城内へ入る事が出来る。 ある部屋に、一人の青年が眉を寄せながら眠っていた。 青年の見る夢はグルグル回り…やがて景色や影像が見えてくるのだった。
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