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「焼き鳥は吉野くんにお任せ。飲み物は…ウーロン茶」
「…飲まないの?」
「だって…月曜…」
すると吉野くんはカウンターの向こうの女将さんに言った。
「とりあえず、生二つ」
そう言った後、カウンターの奥を指さした。
「ウマそうでしょ?」
そして、吉野くんは焼き途中の焼き鳥から視線をゆっくりと私に移す。
「今日は…乾杯して…いいんでしょ?」
私は彼の目を黙って見つめた。
「俺を夕飯に誘って、一緒に飲む。…これが高遠さんの答だって思っていいんだよね?」
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