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私の上からかかる吉野くんの荒い息遣いに戸惑いながら
客観的に…
自分にこんなにも感情を昂ぶらせてくれることに
喜びにも似た感情が湧き上がった。
彼の息遣いと
激しいキスと
胸の上の手のひらに
随分とご無沙汰だった私の身体は反応してるけど…
「…吉野…くん…」
そう言いながら彼の唇から逃れようとする。
「…ごめん…今日は…」
私の言いかけた言葉に吉野くんが顔を離して私を見下ろす。
顔には不満が滲んでいる。
苛立ちと言ってもいいだろう。
私にだって…申し訳ない気持ちはある。
火照ったカラダはなかなか冷めないだろうから…
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