春はあけぼの

6/26
前へ
/28ページ
次へ
「ねぇねぇ前の席で落ち着きないあの娘、さっきからずっとこっちのことニヤニヤ見ていて気持ち悪くない?」 白河真冬は、前の席の篠原千秋の背中を軽くつつくと、肩越しにそっと耳打ちした。 「うん、私もそう思ってたところ。背も大きいし、なんか怖いなって。目をつけられて虐められたりしたらやだなぁ。。。」 千秋も頷き同意した。 そしてその時、ふたりともお互いにこう思った。 『気の合う友達ひとりゲット!』
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加