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情欲
夜、桜は瀧口とラブホにいた。桜を軽々と抱き上げ、壁に押し当ててイレてきた。
久々だったので、桜は隣に聞こえるような声を上げた。窓の外には宇都宮タワーが見えた。
赤くライトアップされている。
交わったあと、ソファで2人はタバコを吸った。
やった後の一服はなかなか美味い。
「津田の殺人現場には、東武署の望月ってデカの免許証が落ちていたそうね?」
桜は冷蔵庫から缶ビールを取りだし、プルトップを開けた。プシュッ。
「だけど、東武署側はそれを否定している」
「望月も行方不明だしねぇ、瀧口くんってなかなかテクニシャンなのね?」
瀧口はランジェリーの上から敏感なところを触ってきた。桜はきつく目を閉じた。
窓に光浦の亡霊が映る。狂気は捨てるな?
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