魔道具生成チートを貰った僕は、異世界で神様のクエストをみんなと一緒に頑張ります!

怠惰はアイデアの進歩！

「前の席になにかついている。見たい!」
「シオン、申し訳ありませんがリゼルと一緒に後ろの席に乗って、リゼルを抑えてくださいませんか？」

　目を輝かせた子供のようなリゼルを見ながら僕はシオンに頼むと、シオンは慣れているらしく微笑みリゼルの襟首を掴み、

「はいはい、いつもの事ですので大丈夫です」
「おい、シオン、僕は前の席に、ぁあああああああ」

　そこで後ろの座席のドアを開いた僕。
　即座にシオンがリゼルを放り込む。
　そして前の席にはクロウが乗り、僕が運転席に乗り込み……シートベルトの付け方を教えてから、

「というわけで出発!」

　そうして僕達は次の街に、明るい内に辿り着いたのだった。