これが僕のチート能力

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 さて、そんなこんなで街を目指すことになった僕達。  石の剥き出しの道を進んでいくと、途中で小さな白い球に羽の生えた生物が現れる。 「な、何、あれ!」 「あー、俺が作ったこの世界の魔物だな。道を歩いていると突然襲ってくたりする魔力の結晶のようなものだ」 「……魔物がいるから魔王もいたりするの?」 「この世界に魔王はいない。作ろうかどうしようか、この世界の住人にアンケートを取った所、経済を優先だそうで戦争させるな、と断られた」 「は、はあ……それであれはどうすれば?」 「こうする」  そう告げたクロウが剣でそれらを薙ぐ。  真っ二つになったかと思えば四角い物体になって、さながら豆腐のような弾力性とプルプル感のある個体に変化する。  そう思って、それをプルプルさせ放置していると段々と固まってきて硬いものになる。と、
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