腕輪が見つかりました

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 がさごそがさごそ。  木箱のを探っていく。  中に入っているのは大量の石である。    灰色のごつごつとしたそれを、箱の端に積みながら寄せつつ、 「クロウも手伝ってよ」 「……いや、うん、そうだな。所で幽霊のミリアに聞きたい事がある」  そこでクロウは僕と一緒に箱の端に石を積み上げながら幽霊のミリアに聞いた。 『あら、なんですか?』  不思議そうに僕達が石を積み上げてていくのを覗きこみながら聞いてくるミリアにクロウは、 「幽霊ならポルターガイストみたいな事は出来ないのか? 物を浮かべたりといったものか」 『え? 出来ますけれど』 「じゃあここにある箱の中身を浮かべてみてくれ」 『はーい』
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