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そう思っていると自動車が光りに包まれて、後には以前使った材料が残される。
ただ量が見るからに減っていて、それは以前の半分の大きさになっていた。
どうやら使っていくと減るらしい。
その余った素材を、
「ありがとうクロウ、はい」
「それはイズミにやるよ。また自動車が作りたくなったらそれで作るといい」
「本当! ……制限時間はこの後どうなるのかな?」
「さあ、その内やってみればいいんじゃないのか?」
確かにそうだなと僕は思ってそれらを回収して……何処に入れようと迷っていると、
「そういえば袋がなかったな。これをやろう」
「肩掛けの小さなバッグだ。茶色の……ありがとう」
「それに入れておけ。ああ、そのスマホだけは、盗られにくようにポケットに隠しておけ。鞄のひったくりもそこそこあるからな」
「う、うん……」
僕は頷いて、その通りにする。
この世界の事情については詳しくないので色々教えてもらえると助かる。
それに街と言っても安全な場所と安全じゃない場所もあるから、それも含めてこの世界に詳しい人が必要だ。
なのでこのクロウ達と一緒に入られるのは良かったと僕が思っているとそこでリゼルが 、
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