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八月十八日
じじばばん家はとんでもびっくりな田舎なだけあって、星がとてもきれいだった。
というわけで、妖精さんにも見せてあげようと思い立つ。しかも昼間に。
確かまだあったはずだ、と探し始めて一時間。思い出補正、というやつだろうか。目当ての物は思ってたよりショボかった。
まあいいや。カーテンを閉め、部屋を暗くして、いざ点灯。
真昼の部屋に星がきらめく。
いつだったか、家庭学習教材の付録で入っていた、ミニプラネタリウムが優しく光る。
思ってたより悪くない。妖精さんも腕輪をキッキッと鳴らして喜んでくれている。と思うと、突然、妖精さんが踊りだした。
どんどんと速さが増していき、動きも大きくなっていく。
見ているこっちの目が回りそうなので、視線を星へと逃がす。あ、これ冬の星座だ。
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