八月二日

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八月二日

 そのままの状態で残っている。  昨日置いておいた、お米やら野菜やらお肉やらは、やっぱりお気に召さなかったようだ。水は減っているのかよくわからない。  なにか情報はないものかと、インターネットで検索してみる。 『妖精 食べ物』ポチリ。  木の実やハチミツ、キノコに、お肉やお魚を食べる。それと、ミルクが大好物。  ふむ。  冷蔵庫を開けてミルクを取り出し、お醤油を入れる小さなお皿に注いだ。  鳥かごを開け、昨日与えた品々を下げて、ミルクを献上する。  ふかふかのタオルベッドから起き出した妖精さんは、けだるそうにミルクへと近づいた。  わ、飲んだ。でも吐いた。大好物ではないらしい。妖精さんは昨日よりも弱々しい足取りでベッドへと戻った。
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