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今日はもともと汗だくになることを覚悟していたので、Tシャツの予備も持ってきている。
私は一度更衣室に行って着替えを済ました。
更衣室の周りはしんと静まりかえっている。
今日はみんなが食堂に集っているので、当然だけど。
私は洗面所でビールのかかった部分をすすいで、それを更衣室に仕舞うと、再び食堂へ戻ろうと廊下を進んだ。
廊下を進んで、角を曲がって…階段の手前。
そこに…
吉野くんが壁にもたれて待っていた。
「…吉野くん…」
私が呟くと、
彼は手招きと視線で私を階段の下の掃除用具を仕舞っている狭いスペースに私を呼んだ。
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