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人気のない場所…
…吉野…くん…?
私は彼の背中を静かに追った。
先に入った吉野くんの背中が一瞬だけ死角に入って見えなくなったので、私が少し慌てて奥に入ると
急に吉野くんの腕が伸びてきた。
私を引き寄せて壁に背中を押し当てる。
「吉野く…」
驚いてる隙もなく、唇を塞がれた。
彼が私の両腕を掴むので私は彼を押し退けることが出来ない。
「…ン…吉…野…くん」
唯一抵抗できる唇で彼を止めようとするのに、それも出来なかった。
彼は貪るようにキスを重ねた。
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