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彼が強引に舌を入れてくる。
「…ンン…ちょっ…と…」
私が顔を背けようにも彼はそれさえも許さない。
息の荒くなった彼が片方の手を私の腕から胸元に這わした瞬間
私は自由になったもう一方の手で自分の胸元にある彼の手を止めた。
「…吉野くん…ダメだよ」
今度は私が彼の腕を掴んでいるのに
吉野くんは男。
私の抑えつける力なんて気にもならない様子で、その手をTシャツの裾へ運んだ。
「…ちょ、ちょっと、吉野くん」
彼の手はTシャツの裾から私の中に入り込もうとしていた。
「吉野くん、ダメ。お願いやめて」
私に吹きかかる彼の息は荒く…
アルコールの匂いもしていた。
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