金科玉条

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こんなに拗れてしまうとは…と かなりの後悔をしたヒロトだったが、 もう、後には引けない所まで行った。 それから、レイジが怒りを鎮めるまでに 10数分を要してしまった。が、 レイジもレイジだったのだ。 「…まぁ、絶対作品にするから言った事は 決して後悔するなよ。異論は認めないからな!」 と、ジャーナリズムの姿勢は崩さなかったのだ。 「でっ!?服は何着あるんだよっ!?」 怒りの心は収まっていないようではあるが、 ジャーナリズム魂が僅かに勝っているような 口調で質問に戻った、レイジがそこにいた。 「姉二人からのお下がりも含めて… そうだな~数えた事は無いな~」 「男の服よりも多くねぇのかっ?」 「確実に多いよ。確信出来るよ… 亜美は、そんなにブスだったのか…?」 自分では満足しているが、友人としての 評価を気にしてしまう自分もいたりする。 「…可愛かったよ。聞くなよ、んなこと」 怒っているからこその本音だったカモ。と ヒロトは感じたが、嬉しかったのは確か。 「…でぇっ!さっきの亜美の服は、 どう考えても市販の服じゃあないだろっ? アレは、どこから手に入れたんだよぉっ?」
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