episode198 お仕置きの時間

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episode198 お仕置きの時間

「おい、クリスチャン」 姿を現した。 「征司……」 まさしく 僕の探していたものが。 「何してるか想像はつくが、も少し静かにできないか?」 かくれんぼの鬼同士戯れてる間に 向こうからやってきた――。 バクバクと心臓を高鳴らす僕とは裏腹。 「ねえ、何してるか想像はついても誰としてるかは分からないでしょう?」 「なっ……!」 彼にとってはあくまで遊びの延長なんだ。 クリスチャンは間延びした声でそう尋ねると――。 「あ?」 頭を抱え扉にもたれていた征司が ようやく顔を上げたその瞬間を狙って。 「ヤッ……!」 指輪を嵌めた指を 僕の中から勢いよく引き抜いた。
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