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支配的な物言いと
規則的な指の動き。
「お兄様ぁっ……!ダメッぇ……!」
いくら征司が鏡を拭っても
僕の熱い吐息がすぐに再び曇らせた。
「なあ、この音が聞こえるか?」
「やぁっ……」
「淫乱め」
指を増やすと途端に激しく
征司は僕を攻めたてた。
「おまえのここは――喜んで違う男に貸し出されるとさ」
「お兄様っ……ひどいょっ……」
「ほら練習だ。クリスチャンの名前を呼んでみろ」
そうさ。
ひどいこと言われてるはずなのに。
「アアっ……お願いだからやめて……」
背中に擦れる固い腹筋が
僕を捕える逞しい腕が
「僕……もうっ……」
徐々に僕から理性を奪った。
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