episode198 お仕置きの時間

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支配的な物言いと 規則的な指の動き。 「お兄様ぁっ……!ダメッぇ……!」 いくら征司が鏡を拭っても 僕の熱い吐息がすぐに再び曇らせた。 「なあ、この音が聞こえるか?」 「やぁっ……」 「淫乱め」 指を増やすと途端に激しく 征司は僕を攻めたてた。 「おまえのここは――喜んで違う男に貸し出されるとさ」 「お兄様っ……ひどいょっ……」 「ほら練習だ。クリスチャンの名前を呼んでみろ」 そうさ。 ひどいこと言われてるはずなのに。 「アアっ……お願いだからやめて……」 背中に擦れる固い腹筋が 僕を捕える逞しい腕が 「僕……もうっ……」 徐々に僕から理性を奪った。
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