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まばゆいばかり
ブロンドのクリスチャン。
皮肉屋な薄い唇と
退廃的な深い緑の目。
「――ほら、もう逝くぞ」
征司が寸でのところで
乱暴に指を引き抜くと。
「アアっ……」
一瞬頭が真っ白になって
僕はわなわなとその場に膝から崩れ落ちた。
「寸止めで苦しいか?」
頭の上から落ちてくるシャワーが
屈辱に悶える泡を洗い流してゆく。
「ウウ……あんたなんか大嫌いだ……!」
どうしようもなくやるせない気分。
駄々っ子のようにわめいて僕が泣き出すと。
「冗談だよ――来い」
征司は優しく僕の身体を抱き起こし
今度は浅く湯の張ったバスタブの中へ引きずり込んだ。
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