episode198 お仕置きの時間

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「クリスチャンがおまえを貸してくれというのは――」 征司は正面に向き合って座ると 火照った僕の首筋を啜り上げながら 「今夜のパーティーのお供にさ」 「え……?」 からかうように言った。 「パーティーのお供って……」 「本当は俺と行くはずだった。が――まだ夜通し馬鹿やるほど回復しちゃいないんでね」 拍子抜けする。 「つまりは俺の代わりだ」 あんぐりと開いた僕の唇に 征司は柔らかく口づけ笑った。 「なあに、ほんのお遊びさ。古城跡で開かれるヴァンパイア・ナイトだとよ」 そうして無抵抗の僕を己の膝に跨らせ ゆっくりと口づけを深めてゆく。
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