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「アア……アアッ……」
ちゃぷちゃぷと浅い水面が揺れる。
「お兄様……もうダメ……」
緩やかな動きでも早速
堪えきれそうもない僕を尻目に。
「ダメだ……バスタブからは100数えて出ないと」
「そんなぁっ……」
支配者は憎らしいほど余裕な顔して。
鮮やかなターコイズ色したバスソルトをバスタブに注ぐ。
「ほら、数えろ」
「い……いち……」
一面お湯が真っ青になった。
「違うよ。ちゃんと腰を上下に動かしながら」
「そんなの……無理っ……」
「できるだろ?100回こうするんだ」
「もうっ……征司お兄様っ……やだぁっ……!」
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