episode198 お仕置きの時間

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一体 何度僕を泣かせれば気が済むんだ。 「自分で100数えられないって?ん?」 「もうっ……」 胸を叩いてイヤイヤする 僕の泣き顔を覗き込みながら。 「分かったよ」 征司は満足気に口端を上げた。 あとは――。 「じゃあ俺が100回突いてやる――」 生粋のサディストめ。 僕の耳にいやらしくも甘い声で囁いた。 「アッ……!」 そうして瞬く間に。 「その代り――倍の数超えても絶対逃がさないからな」 「やぁぁっ……!」 覆いかぶさるようにして 征司は僕の両手首を抑え込んだ。
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