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「だろ? 俺、これを使ってほたるにネックレスを作るよ。陽咲ともおそろいだし、絶対に喜ぶぜ」
「いいね! じゃあ、私が作り方を教えてあげるよ」
陽咲と呼ばれた女の子は、彼と同じくらいに元気いっぱいだった。二人は楽しそうに僕を使ってネックレスを作っている。
「よし、出来た!」
三十分ほどたって、僕は彼らの手によってただの石からネックレスになった。僕を見つめる男の子の誇らしい顔を見た限り、僕はステキなネックレスになったみたいだ。
「駆、すごく上手くできたね! きっとほたるも喜ぶよ」
陽咲も僕を見て凄く喜んでいた。彼女の首に光るネックレスはシンプルだけどとても美しい。僕もきっと、このネックレスのような姿をしているのだろうと思う。なぜなら、駆と呼ばれた男の子に作り方を教えたのは、彼女だから。
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