十三.卒業。

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「もちろんだよ。二人とも両想いなのに付き合おうとしないからさ。二人きりになれば、そういう話もしやすいかなーって思ったんだけど……進展はないの?」 「うん。陽咲ちゃんがいる時と、特に何も変わらないよ。だから、また三人で遊ぼうよ」 「……そっか。ほたるがそれでいいなら、私も一緒に遊びたいな! 実は寂しかったんだよね。二人のこと、大好きだから」  陽咲の首元には、僕と同じデザインのネックレスが光っている。やっぱり陽咲は、陽咲だ。あの女の子たちが考えているようなことは何もない。  駆とほたるのことを幼馴染として大切に思っている。そして、二人の仲を応援している。  やっぱり君は、ほたるにとっての太陽だ。曇っていたほたるの心を晴れやかにしてくれるもの。
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