コトバの距離の計り方

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 台詞は委員長役で2行、  >>    中学の下校時間。    教室内。    仲の良い男性2人、女性1人の3人組が雑談をしながら下校しようとしていると委員長がその中の一人に声をかける。 委員長「小島くん、これ運ぶの手伝って」    小島はだるい感じで振り向く。 小島「何で俺なの? 委員長」 委員長「部活がある人達には頼めないでしょう」 小島「暇人扱いかよ」 委員長「小島くんは運動部でもないのに、体格いいからよ、こっちお願いね」    委員長は段ボール箱を指し示すと自分ももう一つの箱を持って出口に向かう。 小島「小学校からの同級生だからって、パシリにする気か?」    渋る小島の後ろでやり取りを見ていた三橋が声をかける。 三橋「あの人も自分で一個、運んでるんだから、パシリじゃないだろう、そんなに嫌なら俺が持って行こうか?」 小島「そんなイケメン態度は男の俺じゃなくてカワイイ女子に取っとけ、それに、後でお前に押し付けた、みたいに言われたくないからな」    結局は段ボール箱を持つ小島を田村が軽く冷やかす。 田村「なんだかんだ言っても手伝ってあげるんだ、コジって優しい、それってツンデレっていうやつ?」 小島「違う、どこにデレがあった、それより、お前ら先に行ってろよ、これ終わったら直ぐ行くから」    小島は委員長の後を追う。  <<  出番のシーンはこんなところ。
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