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――誰か、助けて！
私は心の中で、そう叫んだ。
けれども、心の中での叫びなんて、もちろん誰にも聞こえない。
分かってる。声に出さなきゃ、誰にも助けて貰えないって。
だけど、声に出さない。いや、出さない。だって、助けてほしくないから。
……考えてて分からなくなってきた。要約すると、“助けてほしくけど、助けてほしくない”です。
……うん、なおさら分からないよね。誰に話してる訳でもないけど、今の現状を伝えようと思います。
……あれはそう、今日の朝、黒板の文字がキッカケでした。
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