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三女が京太郎に尋ねる。
「あのさ、きょうにい。何であたしたちにうそついたの?」
「委員長がホラー映画だから、怖いからついてきて欲しいって。
恥ずかしいから他の人には内緒にして欲しい。あ、二人だけの秘密ですね京太郎さん。
下の名前で呼んでもいいですよね?
それで、映画見に行ったらもっと秘密つくりましょう。
あ、お隣に住んでる三姉妹には絶対秘密にしてくださいね絶対にって言われて」
「あいつ・・・」
幼馴染が自分の妹を押しのけて首にすがりつく。
「で、ホラーだったの?」
「いや。それはラブロマンスだったけど」
「あの雌豚が」
幼馴染が毒つぐ。
「いや。だって、怖くてホラーとラブロマンス間違うことだってあるだろ」
「ないわよ」
「ちょっと待てよ。じょあ、あの時、映画館に怪人が襲ってきたのって」
「きょうちゃんが悪いんだよ。
あたしたちに嘘ついてデートなんてするから」
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