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京太郎の精一杯の答えにも、三姉妹は気にする様子もない。
「ほら。あんたが変な事言うからきょうちゃん困ってるでしょ?
本当はあたしと結婚したいのに、あんたらまで好きとか言いだすから。
気を使わなくていいのよ、きょうちゃん・・・うぅうん。あ・な・た」
「は?京太郎はあたしと結婚するのよ?
気を使わせてるのはおねいちゃんでしょ?
ごめんね。京太郎・・・うぅうん。ダーリン」
「え?え?二人ともなにいってんの?
きょうにぃはあたしと結婚したいって言ってんのが今のでわかんないの?
ごめんね。きょうにぃ・・・うぅうん。ハニー」
京太郎の言葉がまるで通じていない。
「いや。その・・・違うんだ。
本当に申し訳ないけど誰とも結婚はできない・・・っていうか、そもそも誰とも付き合ってないよね?」
よくよく考えると一体自分はなにを断ってるんだろうと思いながらも再度断る。
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