あれから5年後…

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それから2人で思い出話に花を咲かせた。 出会った頃から今は何をしているのかとか。 「てか、出会った頃からあんまり変わってないよね、ヒロくん。 結構童顔なんじゃない? 高校生に間違えられてそう(笑)」 「うるせ。確かに間違えられるよ!(笑) 逆にお前は随分雰囲気変わったと思う。髪伸びてるし」 「そこ? 他にあるでしょ。可愛いとか大人っぽいって褒めるとかさ」 「…可愛い」 冗談めかして言ってたようだが、照れさせる為に目を逸らしながらもボソッと褒めてみる。 「ちょ、ちょっと…! ストレートに褒めないでよ。照れるじゃない…//」 「っはは(笑) お前が言ったからだし。 それくらい照れるなよ」 軽くからかったところで、真尋は話題をあの日のことへ移してみる。 「…あのさ、あの日のことなんだけど… 何で突然いなくなったのか教えてくれないか。 あれからずっと楽しみのない毎日で… 人の所為にするのはよくないけど、事故ったのもそれが一因だったりするんだよね」 「…! そう、だったの……。 ……ごめんね…本当にごめん… …ごめんなさい…」 俯いて泣きそうな声で謝ってると思ったらそのまま黙ってしまう。 暫く黙ったのち、飲み物を買ってくると言って、屋上から出て行った。
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