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6月2日
▽▽▽▽▽
ーーーキス。
キスが好きだ。
舌を絡め合う濃厚なキス。
閉じられた瞼によって、感覚が唇、舌に集中する。
その甘美な感覚は、俺の頭に靄をかける。何も考えられなくなる。
「…っん………」
ただ、この瞬間が永遠に続けばいい。
俺は少し背伸びをしている“彼女”を、優しく、だが、強く抱き締めながら、“彼女”の唇の温もりを求めた。
1分だったか、5分だったか、
どれくらいキスをしていたかわからない。
唇を離しながら、オレンジの間接照明を受けた“彼女”を見た。
優しく微笑む“彼女”につられて、格好悪いくらい笑顔になってしまった。
今度は少し浅めのディープキスをしながら、身に纏ったバスタオル越しに優しく胸を触る。
まずは、下から持ち上げるように。手にちょうど収まるその乳房は、整った美しい形だとわかる。
そのまま流れるように、布越しに乳房の先端に触れる。
「…んふっ………」
くすぐったいのか、体が反応したのか、どっちとも取れるような甘い声が聞こえた。その反応に味をしめたように、乳首の回りを撫でたり、先端を触ったり、様々な方法で愛でる。
「…あっ…んっ………」
ひと回り大きくなった可愛い声に満足し、バスタオルをゆっくり剥がした。
思い描いた通りの綺麗な乳房に、薄すぎず、濃すぎないクリアなブラウンの乳首。さっきまでの愛撫で、やや上向きに勃っている。
考える時間は一瞬もなかった。その乳首を口に含む。
はじめは舌の先端で乳輪をなぞる。そのまま乳首を舌で転がしたり、舌全体で押し付けたり。甘噛みはせずに、ひたすら舌を使って攻める。
乳首から、小柄な白い肌にキスをしつつ、また口にキス。首筋から鎖骨へ。耳。
「…あっ………」
“彼女”の、潤いを含んだ声が漏れたようだ。
また首筋を通って、右の脇、二の腕。肘にキスをした。
もちろん左も同様に。
左乳房を経由して、へその回りも、二周、舌で愛でる。
そのまま体にキスをしながら下がると、“彼女”の秘部を囲むアンダーヘアが頬に触れた。
自分の中で何かが吹っ切れたように、陰唇を、その形に沿って舌を這わせる。
「んっ………」
“彼女”は、自らの手の甲で口元を押さえながらも、声が出てしまっている。ますます愛おしいと思った。
陰核に移り、さっきまでよりも強めに舌で攻める。
「ああっ………」
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