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本棚に追加どくどくと早鐘を打つ心臓は、素直で。
それでもいいから……触れたいんだと言っていて。
『恋はするんじゃなくて落ちるんだ』
そう言っていた陵介の言葉が。
すとんとこころの真ん中に落ちてきた。
「相沢…?」
連絡先を教えてほしいと言ったまま、陵介の指先を見つめていたら、陵介の声が俺を呼んだ。
低すぎない、耳に馴染む心地のよい声。
純粋に、この声が好きだと思う。
もう単純に、理由なんてそれだけでいい気がした。
「あ、ごめん…ぼんやりして」
誤魔化すように苦く笑った俺を見て、陵介は少しだけ眉をひそめて言った。
「…番号、今言っていいか?」
「あ、ちょっと待って…」
陵介は番号を暗記していたようで、なんの用意もしていなかった俺の方が慌ててしまう。

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