ある日のこと

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と、そんなことがありながらも智也は僕の部屋がある二階へ移動していった。端から見ていたからかとても嵐のような時間に思えたのは僕だけなのだろうか...? 「ちょい、兄貴...」 と、ここで愛に声をかけられた。しかもその顔は少し怒っているかのようにも思われる。 「ん?どうした?」 「なんであんなやつ...智也だっけ?まぁ、そいつと仲良くしてんの?」 僕は意味がわからなかった。 「え、ん?それは、どういう意味かなぁ?」 「しかも自覚していないよこの人... 本当になにも気づいていないわけ?あの人兄貴にだけ下心丸出しだよ?」 「え、ごめん、なんのこと?全くわからないのだけれど...」 僕が本当になにもわからず、困惑している姿を見てか、愛は呆れたようにして自室へと向かって行った。 それに続いて僕も智也が待っている自室へと向かって行った。
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