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~鈴矢side~
僕の朝は、弟の愛彦により始まる。
ドンドンドン...ガチャ...
「兄貴!ったく...早く起きろ!」
「うわぁ...もうちょっと待ってよぉ~」
だが、その願いは叶うはずもなく俺のその暖かい布団は引き剥がされた。
「うわぁ、愛ぁ...ひどい...」
「兄貴うるさいよ。どうせ俺が起こさないとまた遅刻するんだから!下にご飯あるからさっさと行け。それよりまず顔洗うんだぞ!」
我ながら出来た弟である。まるでお母さんみたいだ。
「失礼なこと考えんなよ」
何故ばれた。
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