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私は今、
教師という職も辞めて、悠馬という愛しい人ともサヨナラをした。
ここまでの経緯が分かっても、この結果は変わらない。
どうして、岬先生がそんな事をしたのか、とか、そんなこと深く考えたって変わらない。
今更、これを見せられて、こんな謎解きをして私は何を思えばいいの?
怒ればいい?
悲しめばいい?
嘆けばいい?
だって、きっと、〝私と悠馬の別れ”はこの数か月間にどんな過程を辿っていたって今、現実になっている。
「う、ぁ―…っ……」
冬空に向かって、声にならない声で叫んだ。
今日はクリスマス・イヴ。
私の心にはずっと、あなたがいる。
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