第1章
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その夜、もやもやして眠ることができなかった私は布団の中でスマートフォンを扱っていた。友人とやりとりをするためだ。彼女は今から隣の布団にダイブしろというが、安全装置を点けていないパラシュートほど危険な行為はない。最悪、ここで別れようとなって傷心旅行に変わるのは嫌だ。
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