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「時雨ー、ラーメン食って帰ろうぜー。俺が奢っからよ」
さっきまで地獄絵図を物理的に作っていたにも関わらず、飄々とした様子で僕をラーメンに誘う彼。
彼の名前は一之瀬和哉。
「うん。いいよ」
そしてその誘いを躊躇い無く受けた僕は、笹宮時雨。
「最近親父が臨時ボーナス入ったらしくて、小遣い多目にくれたんだよね。だから今の俺の懐はそれなりに暖かいぜ」
「あ、じゃあチャーハンのセット頼んでも大丈夫?」
「おう、頼め頼め。あ、そうだ。ついでだから他の奴も呼ぼう」
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