Rain poem

頑張れ、俺。

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今日は大事な　ｻｯｶｰの試合の日

いよいよ　地区大会の決勝戦

もし優勝できたら　俺はあの子に

この気持ちを　伝えるんだ

接戦の末　同点で迎えた後半戦

突然の雨が　ｸﾞﾗｳﾝﾄﾞに打ち付ける

びしょ濡れで　冷たい身体

走り辛いｸﾞﾗｳﾝﾄﾞ　跳ねないﾎﾞｰﾙ

それでも　俺はこの試合に

絶対に　負ける訳にはいかない

必死な想いが　天に届いたのか

俺達は念願の　優勝を掴んだ

俺の頬を　何かが伝っていく

これは嬉し涙？　それとも雨？

びしょ濡れだし　泥まみれだし

格好悪いかも　しれないけれど

俺は　いてもたってもいられなくて

あの子の元へ　急いでかけて行く

その時君は　俺の頭にﾀｵﾙをふわり

俺の頭を　わしゃわしゃしながら

「おめでとう　最高に格好良かった」

そう言って　笑ってくれたから

俺も勇気を出して　君に伝えるよ

ずっと密かに　育んできたこの想い

雨音に　掻き消されないように

照れ臭いけれど　大きな声で伝えるよ

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