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拉致して殺害する為に、招待状を送りつけて、必ず殺せるよう仕向けたのかもしれない」 「酷い……そうまでして、殺したい訳?」 怒りの込もった口調で言い放つ圭恵。 着ている紫色のチュニックの裾を、強く握り締めた。 巴那はその隣で同調するように、頷いている。 犯人を許す訳には行かない! 圭恵と巴那、功二はそう深く決意した。しかし、自分達の決意が果てしなく無駄であると、気付く筈がなかった――。
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