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「うわああぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあああああぁぁあ!!!!!」
陰部丸出しで絶叫しながら、
一気に山を駆け降りる和季八。
村長を勤める男の常軌を逸した姿に、
村人達は驚きを隠せない。
「なっ!一体どうしただ和季八!?」
「山に変態がいるうぅうぅ!!!」
「いやお前がだよ!!!」
村人達の総ツッコミに、
和季八は大きく首を横に振った!
「違う!俺以上の変態だああぁああぁぁあぁあああぁぁあ!!!!!」
和季八が後ろを指差すと、
異様な男が獣に乗って現れた。
男は昔の童子がする登頂の毛を剃ったおかっぱ頭で、
裸に赤い前掛けを着ていた。
一見するとあどけないが、
子供でなく筋骨隆々のオッサンであるため非常に見苦しい。
そして本州に生息する、
ツキノワグマとは思えぬ程大きな熊に跨がっていた。
それはまるでお伽話に出る金太郎の様な・・・
「キ~ン!キ~ン!キ~ン!な金玉郎!
ヨイトセやコラセな金玉郎!!」
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