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それはね。
さっきまでうちの学園に入学する子達の資料を見てたんだけど…
全員興味深いんだが1人気になる
生徒がいてね。
その子が、うちの学園に来たら
どうなるかを想像してたら楽しくなっちゃって。
まあどうなるかは僕にも分からないけど…「学園長ー!入りますよー!」
おっと、もうこんな時間か。
ではまた続きは今度ということで。
「よし!日課の日記書けた!
はい。入ってもいいですよー」
「失礼します。学園長さっきまで
誰かと話してましたか?
それとも独り言なんですか?
それなら精神科に行くことを
おすすめしますよ。」
くっ…相変わらずツンツンしてるなぁ
もう少し素直になったら可愛いのに
それよりもこのままでは僕が、
精神科に通うことになってしまう。
僕はまだ正常だ。
正常なはずだと思うけど……
ダメだ。
何も無い空間に向かって話しかける奴は、確実に精神科行きだね。
よしここは言い訳もとい理由を
言わなければ……
「いや……私は別に大丈夫だよ。
精神科に行かなくても正常な筈だ。
それよりも彼についての資料は持ってきてくれたかい?
月奈(ルナ)先生。」
あっ。しまった。やばい。
「……名前で呼ばないでくれますか?
持ってきた資料いらないんですね。
わかりました。……燃やします。
あっ…燃やされたくないなら
土下座してください。」
彼女…ルナ先生は手に炎を出現させ
紙に着火した。
ちょっ…待って。
土下座する前に燃やそうとしてない?
あぁ……頼んでおいた資料がぁ……
灰になっていくぅ。(´;ω;`)ブワッ
「燃やすまでしなくてもいい
じゃないかぁ……名前呼んだのは
謝るからぁ。資料をもう一回 作ってきてください……。」
僕は精一杯の謝罪を込めて
土下座した。
この際プライドなんてドブ
に捨てたよ……
だって資料の方が大事だもん。
もんとかつけてるけど、
いい年した男がもんとか
……何か吐きたくなるね。
「はぁ……あなたという人は簡単に
土下座とかするもんじゃ
ありませんよ?
はい。もう一つ刷ってきてます。
ちゃんと目を通してくださいね。」
いや、君が土下座してくださいって言ってたんだよ!?
なのに否定されるとか…
しかもスペア作ってきてたの!?
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