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「はぁ…君には負けたよ。
秋風月奈(アキカゼ ルナ)さん
君のせいで僕はメンタルが
鋼みたいになったんだよ?」
そんな冗談を言いながら
僕は彼女を見た。
彼女の名前は、秋風月奈さん
学園長である僕の補佐と学年主任
をしている。
まだ30代後半なのに学年主任をしているのは彼女が優秀だからだろう。
ちなみに実は彼女と僕の関係には
秘密がある。それはまた後々
言うとしよう。
加えて褒めるべきはその容姿だ。
サラサラで気持ちよさそうな
腰まである黒髪に
綺麗な二重に縁どられた目は
鋭いがよく見ると優しさも感じられる
鼻筋はすっと通っているし、
顔の輪郭もシャープだ。
顔だけでも美人さんだと分かる。
何より性別問わず目を引くのは
その素晴らしいスタイルだ。
触ったら柔らかそうな大きな胸に
包まれたいと思う男は多いだろう。
平均なサイズを軽々オーバー
していると思う。
あれはもはや兵器だ。
それにウエストも力を入れれば
折れてしまうんじゃないかと
言う程に細い。
お尻は余分なぜい肉などは一切無く
程よく引き締まっている。
うん。冷静に分析してるけど
これって僕変態みたいだよね。
……警察に突き出されても文句言えないね。
「何私をジロジロ見てるんですか?
気持ち悪いですよ?
警察に通報しますよ?
されたくなかったら私を見ていた
理由を言ってください。」
やばい!本当に警察にお世話に
なるかもしれない。
翌日の新聞には名門未華月学園の学園長同僚の教員にセクハラ!?
って感じの見出しになってしまう。
ここは
「はい。見ていた訳は秋風先生が
綺麗で可愛いと思ったか
らです。
それ以外に理由はありません。」
今の俺に言えるのはこんな事
くらいだ。
これで機嫌を直してくれるのを祈る。
「な…何を言ってるの!私は別に
綺麗なんかじゃないし可愛くもない!
そ…そんなこと言っても許して
やらないから!
アッカンベーだ!フン!」
おおう…昔の口調が出てきてるから
相当恥ずかしかったのか。
タメ口になる時が素だから
この子。相変わらずのツンからのデレ来るか?
てかアッカンベーとか今時の子供でも使わないんじゃないか?
「相変わらず可愛いねえ。
焦った時とかタメ口になる癖
直ってないし。」
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